第42回 京都マンションミーティングのご案内 について

１．住宅の省エネ化を支援する新たな制度について

このたび住宅の省エネ化を支援する新たな制度が創設されました。
２０５０年カーボンニュートラルの実現に向け、住宅の省エネ化の支援を強化するため、
経済産業省・国土交通省・環境省により、令和４年度補正予算で新たな補助制度が３本創設
されました。これらの制度は3省の連携によってワンストップで利用可能予定です。

①先進的窓リノベ事業【経済産業省・環境省】
→　高断熱窓への改修工事に対する支援　（予算1,000億円）

②高効率給湯機導入促進による家庭部門の省エネルギー推進事業費補助金【経済産業省】
→　高効率給湯器導入への支援　（予算300億円）

③子供エコすまい支援事業【国土交通省】
→　ZEHレベルの新築住宅取得及び、窓・壁等の断熱改修やエコ住宅設備設置等への支援
（予算1,500億円）

これらの改修工事は、マンション管理組合ではすぐに計画・実施できる内容ではないでしょ
うが、来期以降の継続も考えられますので、株式会社三協リフォームメイト関西から営業担
当の石川さんに来ていただき、これらの制度の解説と、実際に管理組合で進める場合に必要
な合意形成の内容等についての説明をしていただきます。

2.第三者管理者方式とは

二つ目は、私たちマンションサポートネットが設立10周年を迎えるにあたり、正面から取り
組む予定としている第三者管理者方式についてです。
こちらは10年くらい前から大手管理会社が検討を進めていたものの、さほど普及しなかった
ところですが、ここにきて新築分譲の組合が最初から第三者管理者方式を前提とした管理
規約による第三者管理を進めており、今後もリゾートマンションや賃貸収益物件も含めた
対応で広がりを見せ普及が進むようです。

さて、普及が進む原因は？　役員のなり手不足なのか、モンスタークレーマー
が管理会社をてこずらせているのか、それとも強引な手腕で第三者管理者方式を推し進め
成功している管理会社モデルがあるのか、はたまた、そもそも自分たちの資産と住環境を
自分たちの手で守っていくという当事者意識そのものが希薄になってきているのか・・

マンションサポートネットはいろいろな人たちとこの問題について意見交換し、議論を深
めてレポートしていきたいと考えています。
マンションミーティングに参加して一緒に考えていきましょう。お待ちしています。