- *日 時:2013年5月11日 午後2時~4時
- *会 場:京都商工会議所2階教室
総会後の午後2時から4時まで、新理事5名がセミナー講師を務めました。セミナーの概要は以下の通りです。
≪プログラム1≫ 依存からの脱却・行政との連携(堀井理事・事務局長)
7年間担当してきた京都市受託業務の経験に基づいて、機能不全に陥っているマンションの実情を説明し、現在のところは機能していると思われる管理組合も危機に陥る可能性があることを指摘し、定期的に理状況を行政に報告する制度の重要性を訴えました。
≪プログラム2≫ 当事者の役割・専門家の役割(勝井理事・コンサル業務担当)
大規模修繕工事のコンサルタントを数多く経験してきた立場から、アンケートの取り方、異論を持つ方への接し方などきわめて実際的なコンサルタント活動をもとにした管理組合サポートについて説明しました。
≪プログラム3≫ マンション管理士の役割(佐藤副理事長・コンサル業務担当)
委託契約を管理会社に発注する管理組合が、主体的に、発注する契約の仕様を設計し、その業務をチェッすることをサポートするのが、マンション管理士の「監理」の仕事であることを強調しました。
≪プログラム4≫ 当事者の経験から専門性を活かす(谷理事・事務局次長・営業担当)
何も管理組合活動に興味がなかった理事長就任当時から、全戸訪問を思いついて実践して以来の管理組合活動への携わり方について説明しました。
≪プログラム5≫ マンション管理組合が必要としていること(田村理事長)
現状の問題点を知ること、民主主義的に進める立場を確認することをもとにして、発言弱者や生活弱者を視野に入れつつ、管理組合役員の立場は、ひたすらサポートし続ける立場にないと管理組合がうまく機能しない、ということを述べました。
懇談会&個別相談会
午後4時から午後5時まで具体的なご相談ごとに対する個別相談会を開催し、NPOマンションサポートネットの正会員のマンション管理士や建築士などが応対しました。
また、同時並行で、別室において、セミナーにご参加いただいた皆さんと正会員が、マンション問題について語り合うグループ懇談会を3グループに分かれて行いました。ほかの管理組合の問題を聞くことがずいぶん刺激的だった、との感想も寄せられました。